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CVケーブルとは [一般的な種類と性質]

■ CVケーブルとは
電力用のケーブルです。構内ケーブルとして幅広く普及しており信頼性も絶大です。用途は、住宅や業務施設といった建築物が主要ですが、商業施設や工場、研究施設、学校、病院など、種類・規模を問わないありとあらゆる建築物に採用がされてます。工事で余った物や、取壊された建築物からの回収物として、通年、持ち込まれるリサイクル電線となってます。
英語では「cross-linked polyethylene insulated vinyl sheath cable」と称され日本語では「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」。略して”CVケーブル”と称してます。
CVケーブルは導体を架橋ポリエチレンで被覆し、その外周をビニルシースで被覆したケーブルです。CV-1Cを2本まとめて円形に仕上げたものはCV-2C、3本まとめたものはCV-3Cというように名称付けされてます。さらに、CV-1Cをより合わせたタイプも普及してます。二本線のデュプレックス”CVDケーブル”、三本線のトリプレックス”CVTケーブル”、四本線のカドラプレックス”CVQケーブル”という風に、複数をより合わせることで、自由殿高い敷設を実現してます。
ケーブル外径は、CVDケーブルやCVTケーブルのより線ケーブルの方が若干大きくなりますが、見た目はさほど変わりません。より本数が多くなるほどに放熱性能が悪くなってしまうので、同一径における許容電流値は減少していきます。
リサイクルとしての引き取り価格です。
買い取った電線は、外の被覆ではなく中にある銅線に価値があります。被覆を剥くか熱処理して溶かすことで、内部をむき出しにして販売するのです。そのため、手間が少なく品質が良い物が高くなります。また、二本線や三本線は、被服が二重であり、銅線が取り出す手間が倍かかります。
こうしたことから、劣化が少ないほど、線が少ないほど引きとり価格が高くなります。
ただし、二本線であるCVDは隙間を埋める詰め物が多く、4本線のCVDは断面に対して銅線が少ないことから、扱いは一段下がることになります。
もちろん、被服が剥いてある「銅線」状態であれば、剥く手間がかからないため買取価格は一気に高くなります。キロ当たり200円近く違うこともあるので、皮をむいてから持ち込んだほうが有利に買い取ってもらえるでしょう。


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銅線とアルミ線 [一般的な種類と性質]


■ 導体と導体材料について


最終的な買取りメーカーにもよりますが、電線は素材によって価格にけっこうな差がでます。


電線・ケーブル類の導体材料としては銅とアルミニウムが主流。というか、その他をみかけることとはありません。銅は抵抗率が非常に低くて効率良く送電できます。国内で用いられている電線のほぼすべてが、銅導体を使用してます。

アルミニウムが使われるのは超長距離の電線。送電線や配電線は、比重が小さく重量が軽いことからアルミニウム電線が活用されてます。送電効率はALL銅に劣りますが、中心にだけ鋼線で外部をアルミニウム線として、強度と送電効率の向上を図ってます。

電気精錬で得られる銅導体は、成分純度99.96%以上という高い純度があります。不純物はヒ素やビスマス、鉛、鉄などがほんの少々含有します。

購入価格もそうですがリサイクルの場面でも、銅のほうがアルミよりも高額で取引されてます。銅線の高値に目をつけた連中が、他社の倉庫に忍び込んだり使用中の電線を切ったりする盗難がときおりおこります。悪事が後を立たないのは残念でなりません。


・アルミニウム導体の基本性質

アルミは銅に次いで導電率が良好な導体材料です。伝導率は劣るとはいえ銅に比べ軽量で耐食性に優れている利点があります。配電用の架空電線用として広く使用されてます。

ただでも銅よりは劣るネックがあります。不純物によってさらに導電性が阻害されることが心配されます。そこで、とくに電力送電を行う電気用のアルミニウム導体は、アルミの場合は銅よりも化学成分量を厳しい規制がなされてます。


さて買取ですが。

前述のとおちアルミ線は、銅線をアルミで保護している形になってます。混じり物も当然あります。
そのため、一応、胴主体でできている銅線よりはるかに純度が低く、かといってサッシのようにアルミだけでできているわけでもありません。

キロあたりの買取り価格は、どちらに比べても低くなります。

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タイヤのアルミホイールを処分料金 [スクラップ]

■ タイヤのアルミホイルを処分料金


自動車のタイヤは、外側にあたるタイヤゴムの部分と、内側のホイール部分があります。
新しくタイヤを買い換ええたり、車を変えたりしたとき、古いタイヤをどうしようかと迷ったことはないでしょうか?

ゴムの目がまだ残っていると処分が惜しくなります。
「パンクしたときの予備に使えるかも」
「誰か欲しい人がいるかも」

でも経験上、そのときに行き先が決まっていないタイヤは、二度と日の目をみることはありません。単なるゴミとして、何年も保管場所を占領するだけ。

どんな高額なタイヤであれ、いずれ邪魔になることが間違いないありません。
それどころか、高額なアルミホイルこそ、引き取り手がないものです。

古タイヤは引き取り不可となっている自治体は多いので、いざ処分しようとするとどうしたらいいか、悩みの種となります。たいていの場合、買い換えるタイミングで業者にお願いすれば、無料で引き取ってくれるので、渡してしまうのが手っ取り早い方法です。
 

ところで。

アルミタイヤはアルミニウム合金。なので、非鉄金属を扱うリサイクル会社に持ち込めば、お金になります。
無料で引き取ったタイヤ屋さんはタイヤゴムを外し、タイヤはタイヤ、ホイールほホイールで、それぞれのリサイクル業者に引き取ってもらってます。ゴム付を丸ごと買い取る業者もあります。

鉄は二束三文ですが、アルミはお金になる……まぁ、手間賃で相殺されてしまう程度でしょうけど。

「アルミって売れるよね?」

処分費用と請求されたときに、一言いってみるのも面白いかもしれません。
顔が青くなったら、けっこう儲けが出ているかもです。


アルミニウム合金は、用途別、種類が決められてますが、アルミホイールは「5000系合金」に分類されてます。


■ 5000系合金(Al-Mg系)

 非熱処理型合金
 A5052 A5056 A5083 A5454

5000系合金は、マグネシウムを添加して強度と耐食性を向上させた合金です。マグネシウム添加量の比較的少ないものは、装飾用や器物用に、多いものは構造材として使用されてます。

合金の種類が多いのが特徴です。

 中程度のマグネシウムを含有するものとしてはA5052が代表的。アルミ合金全体の中で中程度の強度を持つ最も一般的な材料です。

 A5083はマグネシウム含有量が多く、強度も優れてます。
 海水に強くて、溶接性も良いことから、船舶材料や車両、化学プラント等によく用いられています。ただし、冷間加工(溶かさない温度での加工)では経年変化が生じます。強度が落ちて伸びが増加するために、安定化処理が行われます。

 主な用途は、船舶、車両、建築用内外装、缶エンド、カメラ鏡胴、化学プラント、圧力容器、板金製品等。
 そして、アルミホイールにも使われてます。


■ 買取価格は?

アルミホイールはリサイクルされ、再び別の材料として社会に復帰します。
買取り価格ですが、1キロ200円前後と思ってください。もちろん相場の変動はあるのでタイミングによって大きく変わることもあります。

買取が200円の場合はどうでしょうか。
軽自動車のホイールでも一本あたりの重さは4キロ以上はあり、4本ならば3200円となる計算です。

自動車を購入したときの純正ホイールもピレリー社製の高性能も考慮しません。一律「キロ」で引取るというのは、悲しいものがありますが、それはそれです。



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