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銅線とアルミ線 [一般的な種類と性質]


■ 導体と導体材料について


最終的な買取りメーカーにもよりますが、電線は素材によって価格にけっこうな差がでます。


電線・ケーブル類の導体材料としては銅とアルミニウムが主流。というか、その他をみかけることとはありません。銅は抵抗率が非常に低くて効率良く送電できます。国内で用いられている電線のほぼすべてが、銅導体を使用してます。

アルミニウムが使われるのは超長距離の電線。送電線や配電線は、比重が小さく重量が軽いことからアルミニウム電線が活用されてます。送電効率はALL銅に劣りますが、中心にだけ鋼線で外部をアルミニウム線として、強度と送電効率の向上を図ってます。

電気精錬で得られる銅導体は、成分純度99.96%以上という高い純度があります。不純物はヒ素やビスマス、鉛、鉄などがほんの少々含有します。

購入価格もそうですがリサイクルの場面でも、銅のほうがアルミよりも高額で取引されてます。銅線の高値に目をつけた連中が、他社の倉庫に忍び込んだり使用中の電線を切ったりする盗難がときおりおこります。悪事が後を立たないのは残念でなりません。


・アルミニウム導体の基本性質

アルミは銅に次いで導電率が良好な導体材料です。伝導率は劣るとはいえ銅に比べ軽量で耐食性に優れている利点があります。配電用の架空電線用として広く使用されてます。

ただでも銅よりは劣るネックがあります。不純物によってさらに導電性が阻害されることが心配されます。そこで、とくに電力送電を行う電気用のアルミニウム導体は、アルミの場合は銅よりも化学成分量を厳しい規制がなされてます。


さて買取ですが。

前述のとおちアルミ線は、銅線をアルミで保護している形になってます。混じり物も当然あります。
そのため、一応、胴主体でできている銅線よりはるかに純度が低く、かといってサッシのようにアルミだけでできているわけでもありません。

キロあたりの買取り価格は、どちらに比べても低くなります。

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